Posted on

Table of Contents

はじめに

翻訳エントリはこちら。書籍の概要もまとまっている。

個人的なスタンスとして、いろいろな職種・立場の人のバックグラウンドを理解してクロスファンクショナルチームを作っていきたい。という気持ちが強いので、必然的に興味を持った本。

そしてその考え方は書籍の中で「他者理解」というワードでたくさん登場した。

アジャイル、リーンソフトウェア、DevOps(の原則)に共通する2つの価値観として、自己開示と他者理解をベースに5つの対話の目的や手法が紹介されている。

感想

本書を読んで実感したのは、やはり組織におけるプロダクト開発はそう簡単じゃないということ。

巷ではスクラム開発のようなHOW(説明責任を果たす対話)を導入する前にWHY(WHYを作り上げる対話)を重要視せよ。という話が多いが、本書はさらに前段階の準備を丁寧に説明している。

目的が重要!目的が〜、という話だけだと個人的に煮え切らない部分があったがうまくそこを補完して思考が整理できた気がする。

世間ではAIエンジニアの話が盛り上がったりしているけれど、結局プロダクトを作っていくのは人でしかないし、我々がやることは変わらない。

信頼し合える人間関係の中で気持ちのいい仕事をする、そのために努力を怠らず丁寧に対話をしていきたい。